みけの物語カフェ

いろんなお話を公開しています。お暇なときにでも…。

2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

0047「しゃっくり」

「しゃっくり」(2008/12/02) 「ねえ、大丈夫(だいじょうぶ)?」遥(はるか)はニコニコしながら、「つばを飲(の)み込(こ)むと、止(と)まるかも」「お前(まえ)、楽(たの)しんでないか? ヒック…。たかが、しゃっくりじゃないか、こんなヒック」「そうだ、これ…

0046「笑顔が一番」

「笑顔(えがお)が一番(いちばん)」(2008/12/01) 光恵(みつえ)は彼(かれ)と暮(く)らし始(はじ)めて二年目(にねんめ)を迎(むか)えた。彼女(かのじょ)は彼(かれ)のことを愛(あい)している。彼(かれ)のためなら何(なん)でもしたいし、どんな苦労(くろう)もいと…

0045「コピーロボット」

「コピーロボット」(2008/11/30) 美子(よしこ)は<どうしても>と、おばさんに頼(たの)まれて、お見合(みあ)いをすることになった。写真(しゃしん)で見(み)た限(かぎ)りでは、ごく平凡(へいぼん)な中小企業(ちゅうしょうきぎょう)のサラリーマンだ。美子(…

0044「リセット」

「リセット」(2008/11/29) ベッドの上(うえ)で若(わか)い女性(じょせい)が死(し)を迎(むか)えようとしていた。彼女(かのじょ)の手(て)を優(やさ)しく握(にぎ)りしめている若(わか)い男(おとこ)。男(おとこ)は彼女(かのじょ)のそばから離(はな)れようとせず…

0043「音信不通」

「音信不通(おんしんふつう)」(2008/11/28) 人通(ひとどお)りの多(おお)い繁華街(はんかがい)を歩(ある)いていた淳史(あつし)は、一人(ひとり)の女(おんな)に目(め)をとめて凍(こお)りついた。彼(かれ)の手(て)は震(ふる)え、呼吸(こきゅう)は荒(あら)くな…

0003「いつか、あの場所で…」

「いつか、あの場所(ばしょ)で…」(2009/04/30) 「初(はじ)めの一歩(いーっぽ)」3 彼女(かのじょ)が僕(ぼく)の家(いえ)の前(まえ)を通(とお)り過(す)ぎたとき、彼女(かのじょ)との距離(きょり)十(じゅう)メートル。僕(ぼく)の頭(あたま)の中(なか)はどう呼…

0042「美味しいもの倶楽部」

「美味(おい)しいもの倶楽部(くらぶ)」(2008/11/27) 「ここのケーキ、美味(おい)しいねぇ」 陽子(ようこ)はケーキをひとくち食(た)べて幸(しあわ)せな気分(きぶん)になった。 政夫(まさお)は陽子(ようこ)の笑顔(えがお)を見(み)るのが好(す)きだった。だか…

0041「無器用な探偵さん」

「無器用(ぶきよう)な探偵(たんてい)さん」(2008/11/26) 「君(きみ)はここにいて、逃(に)げ道(みち)をふさぐんだ」 探偵(たんてい)は助手(じょしゅ)のハルカに指示(しじ)をすると、緊張(きんちょう)した面持(おもも)ちで大(おお)きく息(いき)をした。ハル…

0040「昔みたいに」

「昔(むかし)みたいに」(2008/11/25) 一人娘(ひとりむすめ)を送(おく)り出(だ)した夫婦(ふうふ)が、テーブルをはさみお茶(ちゃ)をすすっていた。「綾佳(あやか)、きれいだったなぁ。今日(きょう)は天気(てんき)もよかったし、いい一日(いちにち)だった」「…

0039「犯罪者撲滅キャンペーン」

「犯罪者撲滅(はんざいしゃぼくめつ)キャンペーン」(2008/11/24) ベッドに寝(ね)かされている男(おとこ)が目(め)を覚(さ)ました。男(おとこ)のそばには白衣(はくい)の女医(じょい)が立(た)っている。「ここは…」男(おとこ)は辺(あた)りを見回(みまわ)して…