2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「もうひとりの自分(じぶん)3」(2009/02/16) 神谷(かみや)という男(おとこ)は社内(しゃない)きってのイケメンで、女子社員(じょししゃいん)だれもが少(すこ)しでも近(ちか)づこうとしのぎを削(けず)っていた。さおりもあこがれていたが、自分(じぶん)とは…
「後(うし)ろの人(ひと)たち」(2025/05/03) 彼女(かのじょ)の後(うし)ろにはいつも人(ひと)がいた。しかもそれは、どうやら霊的(れいてき)なもののようだ。それが見(み)えてしまった人(ひと)たちは、当然(とうぜん)のことだが彼女(かのじょ)とは距離(きょ…
「もうひとりの自分(じぶん)2」(2009/02/14) さおりはあの日(ひ)からずっと、もうひとりの自分(じぶん)に付(つ)きまとわれていた。見(み)られているだけでも落(お)ち着(つ)かないのに、休(やす)む間(ま)もなくしゃべりかけてくるのだ。でも、さおりはその…
「いつか、あの場所(ばしょ)で…」(2009/05/18) 「大空(おおぞら)に舞(ま)え、鯉(こい)のぼり」2「違(ちが)うの。高太郎君(こうたろうくん)は悪(わる)くないの。…悪(わる)かったのは私(わたし)の方(ほう)なんだから」 私(わたし)はすべてを打(う)ち明(あ)…
「もうひとりの自分(じぶん)1」(2009/02/12) さおりは初(はじ)めて行(い)った町(まち)で、古風(こふう)なアンティークの店(みせ)を見(み)つけた。何(なに)かに引(ひ)きよせられるように店内(てんない)に入(はい)ってみると、きれいに装飾(そうしょく)され…
「大切(たいせつ)な場所(ばしょ)」(2009/02/09) 「何(なん)でそうなるのよ」祐実(ゆみ)は怒(おこ)っていた。「勝手(かって)に決(き)めないでよ!」「だって、祐実(ゆみ)には仕事(しごと)があるだろ。ついて来(こ)いなんて言(い)えないよ」「そうよ。やっと…
「理想(りそう)の男子(だんし)」(2025/04/30) 彼女(かのじょ)は両親(りょうしん)の不仲(ふなか)に悩(なや)まされていた。結婚(けっこん)に憧(あこが)れをもてなくなっていた彼女(かのじょ)だが、ひとりぼっちにはなりたくないと思(おも)っていた。そこで彼…
「二人(ふたり)だけのサイン」(2009/01/10) 十年(じゅうねん)ぶりの高校(こうこう)の同窓会(どうそうかい)。そんなに集(あつ)まらないと思(おも)っていたのに…。僕(ぼく)はぐるりと辺(あた)りを見(み)まわした。そのとき人(ひと)だかりの中(なか)から、「…
「幸(しあわ)せの基準(きじゅん)」(2009/01/08) 加代子(かよこ)は行(ゆ)き詰(づ)まっていた。人生(じんせい)の選択(せんたく)にことごとく失敗(しっぱい)して、生(い)きる気力(きりょく)さえなくしていた。人(ひと)づてによく当(あ)たる占(うらな)い師(し)…
「瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)?」(2008/12/27) 「遅(おそ)かったじゃない。何(なに)やってたのよ」芳恵(よしえ)は玄関(げんかん)を見回(みまわ)している健太郎(けんたろう)にささやいた。「お前(まえ)の家(いえ)、すごいなぁ。お嬢様(じょうさま)だとは…
「アクマ降臨(こうりん)」(2025/04/29) あたしは彼(かれ)とドライブに出(で)かけた。でも、彼(かれ)はどこへ行(い)くのか教(おし)えてくれなかった。彼(かれ)は黙(だま)って車(くるま)を走(はし)らせる。なんか、いつもの彼(かれ)とは別人(べつじん)のよう…
「優(やさ)しい嘘(うそ)」(2009/05/15) 結婚(けっこん)十数年目(じゅうすうねんめ)の夫婦(ふうふ)。朝食(ちょうしょく)の情景(じょうけい)。和子(かずこ)(お茶(ちゃ)を出(だ)して)「ねえ、昨夜(ゆうべ)も遅(おそ)かったみたいね」孝夫(たかお)(ちょっと…
「失家族(しつかぞく)」(2008/12/25) 西暦(せいれき)三千八年(さんぜんはちねん)。千年近(せんねんちか)く前(まえ)の火山噴火(かざんふんか)で埋(う)もれてしまった町(まち)が発見(はっけん)された。何年(なんねん)もかけて発掘調査(はっくつちょうさ)が行…
「夢(ゆめ)の約束(やくそく)」(2008/12/24) 綾乃(あやの)は変(へん)な夢(ゆめ)をみて目(め)が覚(さ)めた。見知(みし)らぬ男性(だんせい)とキスをする夢(ゆめ)。キスと言(い)っても事故(じこ)のようなもので、男性(だんせい)とぶつかって倒(たお)れた拍子(…
「我(わ)が道(みち)を行(ゆ)け」(2008/12/23) 「ねえ、早苗(さなえ)は進路(しんろ)決(き)めたの?」「進路(しんろ)か~ぁ。何(なん)かね、ぴんとこないんだよねぇ」「なに言(い)ってるの。来年(らいねん)は三年(さんねん)だよ」「綾(あや)は決(き)めたの?…
「友(とも)だちなくしそう」(2025/04/26) キャンパス内(ない)のベンチに座(すわ)って、前(まえ)を通(とお)り過(す)ぎていく学生(がくせい)たちを見(み)ていた。そこに、友(とも)だちがやって来(き)た。何(なん)やかやと無駄話(むだばなし)をしていると、友…
「デザインする女(おんな)たち」(2008/12/22) 居酒屋(いざかや)で職場(しょくば)の同僚(どうりょう)たちが、飲(の)みながら日頃(ひごろ)のうさを晴(は)らしていた。「鈴木(すずき)は最近(さいきん)、小洒落(こじゃれ)てきたよなぁ。そんな格好(かっこう)し…
「パワースーツ」(2008/12/21) とある研究所(けんきゅうじょ)。ここで世(よ)にも恐(おそ)ろしい実験(じっけん)が行(おこな)われようとしていた。「立花君(たちばなくん)。とうとう完成(かんせい)したぞ」等々力博士(とどろきはかせ)は助手(じょしゅ)にスー…
「怪事件(かいじけん)ファイル」1(2009/05/12) 「蜘蛛(くも)の糸(いと)」1「いい加減(かげん)に本当(ほんとう)のことを言(い)いなさいよ!」 取調室(とりしらべしつ)に若(わか)い女刑事(おんなけいじ)の声(こえ)が響(ひび)いた。容疑者(ようぎしゃ)とお…
「やっちまった」(2025/04/24) 彼(かれ)は、連絡(れんらく)が取(と)れなくなっていた友人(ゆうじん)から呼(よ)び出(だ)された。待(ま)ち合(あ)わせの場所(ばしょ)に行(い)くと、その友人(ゆうじん)は辺(あた)りをキョロキョロしながら彼(かれ)に言(い)った…
「大掃除(おおそうじ)」(2008/12/20) 年末(ねんまつ)の休日(きゅうじつ)。私(わたし)は部屋(へや)の大掃除(おおそうじ)にとりかかった。ずぼらな私(わたし)にとっては、一大決心(いちだいけっしん)だった。今年(ことし)は仕事(しごと)もうまくいかず、付(…
「祖父(そふ)の財宝(ざいほう)」(2008/12/19) 探偵(たんてい)は知人(ちじん)の紹介(しょうかい)で依頼(いらい)を受(う)け、とある豪邸(ごうてい)を訪(おとず)れた。「探(さが)してもらいたいのは祖父(そふ)が残(のこ)した財宝(ざいほう)です」依頼人(いら…