「運命(うんめい)の出会(であ)い」(2008/11/09)
窓(まど)から気持(きも)ちのいい朝日(あさひ)が射(さ)し込(こ)み、良太(りょうた)は目(め)を覚(さ)ました。だが、昨夜(ゆうべ)、飲(の)みすぎた良太(りょうた)は最悪(さいあく)の状態(じょうたい)だった。頭(あたま)はガンガンするし、何(なん)となく気分(きぶん)もよくないのだ。どうせ今日(きょう)は休(やす)みだし、このまま寝(ね)ていようと良太(りょうた)は決(き)め込(こ)んだ。
寝返(ねがえ)りを打(う)って、ふっと目(め)を開(あ)けたとき、良太(りょうた)は驚(おどろ)いて飛(と)び起(お)きた。そこに、女(おんな)の子(こ)が寝(ね)ていたのだ。それも、かなり可愛(かわい)い…。良太(りょうた)は目(め)をぱちくりさせて、何(なん)でこうなったのか必死(ひっし)に思(おも)い出(だ)そうとした。でも、昨夜(ゆうべ)、友達(ともだち)と店(みせ)を出(で)てからの記憶(きおく)がないのだ。どうやって家(いえ)に帰(かえ)って来(き)たのかも…。
良太(りょうた)があたふたしていると女(おんな)の子(こ)が目(め)を覚(さ)まし、「おはようございます」と言(い)って可愛(かわい)い笑顔(えがお)で起(お)き上(あ)がり、良太(りょうた)の顔(かお)を見(み)つめた。良太(りょうた)はあまりの美(うつく)しさに、身体(からだ)が震(ふる)えた。
「あの…、おはようございます」良太(りょうた)は思(おも)わず挨拶(あいさつ)を返(かえ)したが、「えっと、どなたですか?」
「忘(わす)れちゃったんですか? 昨夜(ゆうべ)、会(あ)ったじゃないですか」
「あの、どこで会(あ)ったんですかね? よく覚(おぼ)えてなくて…。すいません!」
「別(べつ)にいいんですよ、そんなこと。これから、よろしくお願(ねが)いします。今日(きょう)から、あなたにつくことにしました。だって、私(わたし)と気(き)が合(あ)いそうだから」
「えっ、これからって? つくってなに?」良太(りょうた)には何(なん)のことかまったく分(わ)からなかった。
「たまにいるんですよ。私(わたし)たちのことが見(み)えてしまう人(ひと)って。ふふふふ……」
<つぶやき>記憶(きおく)をなくすほど飲(の)まないようにして下(くだ)さい。何(なに)が起(お)こるか分(わ)かりませんよ。
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