「予測不能(よそくふのう)の彼女(かのじょ)」(2012/07/28)
僕(ぼく)の彼女(かのじょ)は、会(あ)う度(たび)に違(ちが)う顔(かお)をみせてくれる。飽(あ)きることはないのだが、付(つ)き合(あ)っていくにはちょっと大変(たいへん)かもしれない。いや、ほんと大変(たいへん)なんです。
デートの予定(よてい)は二人(ふたり)で前(まえ)もって決(き)めておく。でも最終的(さいしゅうてき)には、当日(とうじつ)の彼女(かのじょ)の気分(きぶん)で変(か)わることがほとんどだ。だから、付(つ)き合(あ)い始(はじ)めは驚(おどろ)かされることばかり。
ある時(とき)なんか、彼女(かのじょ)はバイクで乗(の)りつけてきて。いきなりドライブに行(い)こうって。僕(ぼく)は、彼女(かのじょ)がバイクを乗(の)り回(まわ)しているなんて全(まった)く知(し)らなかった。それもナナハンだよ。そんなアクティブな娘(こ)だなんて、想像(そうぞう)すらできなかった。
かと思(おも)うと、清楚(せいそ)な和服姿(わふくすがた)で現(あらわ)れて、大人(おとな)の色香(いろか)をふりまくことも。もう、僕(ぼく)はうっとりするしか…。おしとやかな大人(おとな)の女性(じょせい)って感(かん)じで、所作(しょさ)なんかも決(き)まってるんです。
はたまた、遊園地(ゆうえんち)に連(つ)れて行(い)かれた時(とき)は、無邪気(むじゃき)にはしゃいでみせて。ほんと、子供(こども)みたいに楽(たの)しそうな笑顔(えがお)を見(み)せてくれる。そんな彼女(かのじょ)を見(み)ているだけで、僕(ぼく)は幸(しあわ)せな気分(きぶん)になってしまう。
たまには僕(ぼく)の選(えら)んだデートコースで…、と思(おも)うんだけど。一度(いちど)、それをやって彼女(かのじょ)の機嫌(きげん)をそこねたことがある。僕(ぼく)には、何(なに)が気(き)に入(い)らないのか全(まった)く理解(りかい)できなかった。でも、彼女(かのじょ)が怒(おこ)るとめちゃくちゃ恐(こわ)いってことが分(わ)かった。それ以来(いらい)、僕(ぼく)は自粛(じしゅく)している。
<つぶやき>女性(じょせい)はいろんな顔(かお)を持(も)っているのです。でも、どれも本当(ほんとう)の顔(かお)なんだよね。
Copyright(C)2008- YumenoyaAll Rights Reserved.文章等の引用と転載は厳禁です。